ユーザー車検とは

ユーザー車検の基礎知識

車検費用

【まずは予約を】

車検を受けるためには事前に予約をしなければなりませんが、電話で申し込みをするのが分かりやすくてベストなチョイスになるでしょう。 そこで発行される予約番号を控えて当日の車検に備えます。 この予約番号がなければ予約をしたとみなされませんし予約したことを証明する手段もありませんので、車検を受けに指定場所へ行ったとしても門前払いになります。 それほど大切な物なので決して忘れないよう慎重にメモをしておきましょう。 「それくらい覚えられるからいちいちメモするまでもないよ」「いつも友人からは記憶力がいいねって言われるし、自慢するつもりはないけど自分でもかなりのものだと自負しています」 「眼鏡をかけてるし小学生の頃は博士君てアダナで呼ばれていたこのボクが予約番号を忘れるわけがない」「ママには内緒だけど円周率を600桁暗記しているよ」と記憶力に自信のある人も、 石橋を叩いて渡る気持ちでなくさないメモ用紙にちゃんと控えておきましょう。 人に知られて困るものなら紙に書くことに不安を感じるでしょうが、別に自分に敵意を持つ人がそれを見たってどうこうする可能性はないでしょうから、安心して頭の中ではなく紙面に留めておいて下さい。 予約が無事に完了したら当日までに必要な書類を準備しておきます。 車検証は車のダッシュボードにしまってあるでしょうから問題無し、自動車損害賠償責任保険証明書も同じようにダッシュボードの中に保管されているでしょう。 前回車検を受けてから事故を起こしたり所有者が変更されていなければ、よっぽど手付かずのままそのまましまわれているはずですが、念のためそこにあることの確認だけは済ませておきましょう。 残りは自動車税納税証明書で、春に送られてくる自動車税の通知に対してちゃんと納税していれば手に入るものです。

【当日は書類の記載】

予約日になったら車検場へ自動車を運転して向かいましょう。 ドライブのつもりで気楽な感じで、あまり緊張しすぎると実力を発揮できないままで終わってしまうのでリラックスして車検に臨みましょう。 現地で入手可能な自動車検査票と重量税納付書を無料でゲットしたら、次に有料の継続検査申請書を30円で、検査登録印紙を400円で、審査証紙を購入します。 審査証紙は普通車なら1,400円とちょっと豪華な食事並の金額ですが躊躇せずお財布を取り出して支払いを完了させましょう。 ここで手に入れた書類に必要事項を記入したら受付へ向かいます。 記入漏れや不備があったらはねられてしまうので、用意されている記載例を参考にして受付嬢を唸らせるくらい完璧に書類を仕上げてやりましょう。 でもわからないことがあったら無理せずに、恥ずかしがらずに親切そうな受付嬢へ相談する勇気もポケットに入れていつでも取り出せる準備はしておいて下さい。 素直にユーザー車検は初めてだと、初心者であることを告げればきっと丁寧に理解しやすい用語で解説してもらえるでしょう。 見栄を張って知ってる振りをして適当に記入しても、それが間違っていたら受け付けてもらえませんし余計な手間がかかるだけで相手も迷惑します。 用紙を無駄にしかねませんし、環境問題の観点からもアウトな行為です。 ちなみに用紙に記入するための筆記用具は全て用意されていますので、家の中を探してボールペンを見つける作業をする必要はありませんし、コンビニでボールペンを買うための出費で財布を痛めることもありません。

【マイカーを検査】

受付が滞りなく完了したら検査場で自動車の検査を行います。 どこで検査すればいいのか、どうやって向かえばいいのかは案内図などを頼りに探せばきっとすぐにわかるでしょう。 移動方法は自分が乗車して運転して人間と車を同時に向かわせることになります。 車を置き去りにして自分ひとりが検査場へ行っても、あなたを検査するわけではなく自動車の検査がメインとなるこのイベントではなんにもなりません。 むしろ検査してもらう自動車の移動がメインで、操作する人間はおまけ程度のものだと考えて行動するのが分かりやすいでしょう。 検査場では係の人の指示に従っていろいろと操作することになりますが、嫌な顔をせずに言われたとおり自動車を操って検査を受けていきます。 係の人に車を預けて自分は喫茶店でお茶でも、なんて手抜きは許されません。 どうしても読みたい週刊誌があろうが喉がカラカラに渇いていようが、みんなで一体となり検査を進めていくのです。 自動車を操作するのはあなたなので、ブレーキを踏んで下さいと指示されればあなたがブレーキを踏み込んでブレーキランプがちゃんと点灯しているかを確認してもらい、 ヘッドライトを点けて下さいと言われたら運転席に座ったままライトを点灯させます。 そして定められた全ての項目をチェックしていき、全てクリアになれば車検は合格で次の手続きへと駒を進められます。 でもそんなに簡単にいくとは限りませんので油断はダメです。